飛距離と角度
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遊星視点です、クロウの需要はあるのかなーもしかして読みたいの私だけ?
朝、いつも一番に起きる俺より早く起きていたのはクロウだった。
コーヒーを飲みながらポルシェ911ターボを眺めていたのだ。
言葉も無く、俺も朝食代わりのコーヒーを飲みながら眺めてみる。
美しい・・・と言う言葉がぴったりだ。
うっとりと見蕩れてしまうクロウの気持ちが良く分かる。
俺は置いていかれたポルシェ911ターボを眺めながらこんなことを思い出した。
昔・・・俺がまだライセンスを取る前だ。
夜な夜なハイウェイをかっ飛ばしている幻のブラックバードの話し。
どこの誰かは分からないが、車というカテゴリーでは負け無しの亡霊。
ハイウェイでの最高速は最近減っているとは言え、
セキュリティの警戒が強くなる要因でもあった。
数々のセキュリティを掻い潜り、すり抜けて一度も捕まったことが無い。
だから幻なのだ。
俺がライセンスを取り、Dホイールを作り上げてから噂はぴったりと聞かなくなったが・・・。
だから俺自身ハイウェイでブラックバードが走っている所を見たことが無い。
勿論その噂のブラックバードと目の前のポルシェ911ターボが、
同一人物ならぬ同一車種とも限らない訳で・・・。
そんなことをぼんやりと考えていたらクロウはいつもより元気の無い様子で配達にでかけた。
昨日あれほどポルシェを見て喜んでいたと言うのに・・・。
のんびりと起きてきたブルーノとジャックはコーヒーを飲むことも忘れて、
ガレージを占拠しているポルシェを眺めながらあれやこれやと会話が飛んだ。
それにしても、クロウの様子がいつもより少し変に思ったのは気のせいだろうか。
バイクや車と言った俺達の好きな部類を目の前にすれば、
しかも噂のブラックバードかもしれないとなれば、
ブルーノやジャックのように会話が弾んでもおかしくないのに。
何故あんな落ち込んだ様に一言も話さずでかけてしまったのか。
もしや、このポルシェ911ターボに思い当たるところがあるのか・・・?
続く?
第一話の一部です。
初めはポルシェの話から始まり、ヒロインは謎に包まれています。
これから先どうなって行くのか・・・私にも分かりませんw
ちなみに今回はブルーノも出てくるよ!空気だけど^q^